【SS】バレンタインの準備をしよう【雲ズ】
赤「ん?何だ青いの。お前が台所に立つなど珍しい。雪でも降るか?」
青「うるさいぞ赤いの。わしは今忙しい。邪魔をするな」
赤「………何だそのぐちゃぐちゃの固体とも液体とも言えん物体は」
青「…………………チョコレート…………“だった”ものだ」
赤「“だった”もの!!!!!!!はっ、お前チョコレートをそんな霰もない格好にしおったか!!!!!!!ふぁっふぁっふぁっふぁっ!!!!!!!あー腹が痛いっ!!!!!!!!」
青「だ、黙れっ!!!!!!それよりお前は準備をせんでいいのかっ?!!!!!!」
赤「は?準備?」
青「………もうすぐバレンタインだろうが」
赤「…………………………っぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!!!!!」
青「忘れていたのか」
赤「マズイぞっ!!!!!!普通のチョコレートなど渡そうものなら、間違いなく奴は文句の一つや二つや三つや四つや五つ言うのに決まっておるっ!!!!!かと言って普通でないチョコレートなど思い付かんっ!!!!!!!こら青いのっ!!!!!!!何かいい案はないかっ?!!!!!!!」
青「体にチョコレートでも塗りたくれ馬鹿者が」
赤「おぉっ!!!!!!!それはいいなっ!!!!!!!バレンタインにわしごとプレゼント、というわけかっ!!!!!!!ふっ、たまには使えるではないか青いの。褒めてやるぞっ」
青「(………わしは余計な事を言ってしまったようだ。すまん。派手なの)」
赤「見ておれ魔女っ!!!!!!とっておきの“雲チョコ”をくれてやるぞっ、ふぁーっふぁっふぁっふぁっふぁっ!!!!!!!!そうと決まれば早速ポージングを決めねばっ!!!!!!!」
青「誰かこのアホを止めてくれ」