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猫子ゆづき様に『蜜蜂と仇花』漫画&小説の感想サービスご依頼しました

感想サービスの利用について

※感想サービス利用の際は誤解なきよう、毎回このような文章は記載しております。

蜜蜂と仇花に個別感想をお寄せくださった皆様、本当にありがとうございます。お名前が分かる方は個別でお礼を申し上げましたが、大変励みになりました。重ねて御礼申し上げます。

拙作を気に入って下さった方から自発的に暖かいご感想を貰えるのが一番嬉しく励みになるとはいえ、私のように、SNS上の交流疲れで創作に悪影響が出るタイプには、感想サービスは本当にありがたいものです。

今後も自発的に戴ける感想の有無に関係なく、自分への執筆完了のご褒美として感想サービスの利用は続けたいと思います。

猫子ゆづき様へご依頼しました

他のライター様のサービスですが、『蜜蜂と仇花 前編』完成時も感想サービスを利用しました。嬉しいご感想をいただけ次回作執筆のモチベーションアップにもつながったので毎回利用しようと思いましたが、いかに信頼できるライター様だろうと、ライター様お一人の感想サービスに頼り切りになってしまうのはお受けいただけるときは良いけれど、万一満了で再開未定やサービス休止のときの落胆を考えると嬉しいサービスの反面とても危険だと思いました。欲張り過ぎにみえるかもしれませんが、お一人に頼り切りにならず、複数のライター様に感想サービスをお願いしたいと思いました。

今回は条件にあい、ココナラでサービス内容と実績を拝見し、このライター様なら安心してご依頼できると感じた猫子ゆづき様にも感想サービスをご依頼いたしました。今回利用したサービスはこちらです。

【猫子ゆづき様ココナラ頁】あなたの小説や作品に愛のある感想をお伝えします

後編は、漫画の他にツヅラカヅサ殿のスピンオフ小説も合わせて後編なので、完全他人の作品での感想依頼でなく、合作であることと、ツヅラ殿本人了承は取れていてトラブルにはなり得ないこともご相談の上、ツヅラ殿の感想も合わせてお願いしました。

依頼した作品はこちらです(リンク先R18)
蜜蜂と仇花前編 https://nousk.jp/wp/?p=292
※前編は資料として読んでいただき、後編の感想を中心にお願いしました。
蜜蜂と仇花後編 https://nousk.jp/wp/?p=1789
蜜蜂と仇花 小説 https://nousk.jp/wp/?p=5766

pixivにもまとめていますhttps://www.pixiv.net/user/54535/series/42542

猫子ゆづき様に了承いただきましたので、いただいた感想公開します!本当にありがとうございます!

丁寧かつ分かりやすく暖かいご感想をいただけ、大変嬉しく励みになりました。自分が描きたかったキャラクター観が伝わっていたようで嬉しいです。また、治療薬の下りはギャグにならないようにと苦心したところだったのでお褒めいただき安心しました。メインキャラだけでなくモブ熟女などサブキャラにまでご感想いただけ嬉しいです。小説のご感想についても大変共感しました。小説担当ツヅラ殿にも伝えねば。

丁寧で嬉しいご感想の数々、本当にありがとうございます。

感想サービス本当に良いものですね。
また新作が仕上がった際はご依頼したいです。迷ってる方にも参考になれば……!

※下記は納品いただいたPDFファイルをjpeg変換し掲載した文章です。猫子ゆづき様のご厚意で弊サイトでの公開をご了承いただいております。この記事のリンクをSNS等で紹介いただくのは歓迎ですが、画像の一部を無断転載は禁止します。

猫子ゆづき様ご感想(画像版)


※下記は納品いただいたPDFファイルをテキスト変換し掲載した文章です。猫子ゆづき様のご厚意で弊サイトでの公開をご了承いただいております。この記事のリンクをSNS等で紹介いただくのは歓迎ですが、文章の一部を無断転載は禁止します。

猫子ゆづき様ご感想(テキスト版)

(1)漫画内で一番印象に残ったシーンと理由

一番印象に残ったシーンは、治療薬でサニアのペニスを勃たせるところです。二人の想い合う気持ちがとてもよく伝わってきて、すごく印象に残りました。

セーラはサニアに無理をしてほしくなくて、挿入がなくてもキスしたり抱き合ってるだけで十分幸せだと思っていても、でもきっとそれだとサニアの心の隙間を埋めることが出来なくて。きっと治療薬 を使って身体に負担をかけてでも繋がることが最善で、全部分かっていてサニアを受け入れた  セーラは本当にサニアのことを理解していているんだなと感じました。

サニアの方も現人神として崇められているのに、孕ませることも自分で勃たせることさえも出来な いことに対する情けなさや惨めな気持ちもあったと思います。そういった思いを恋人のセーラにだけ打ち明け、薬を使ってでも今すぐ抱きたいと伝えるところはサニアの切実な思いとセーラへの 愛が伝わってきました。

二人が抱えているそれぞれの想いがひしひしと伝わってきて、切なくも甘くてグッとくる素敵なシーンです。

(2)後編を読んで漫画内で一番印象に残ったキャラクターと理由

どのキャラクターさんもそれぞれに魅力と個性がありましたが、一番印象に残ったのはサニアです。

上に立つ者としての力強さや凛々しさもありつつ、女性らしい美しさも兼ね備えているように感じました。

サニアはSっぽいところがありますが、きっと民の前では現人神として尊敬されるように振る舞っている分、その反動で信頼している人にだけ乱暴になってしまう時があるのかなと感じます。現 人神として崇められ民から愛されていても、半陰陽として生まれたことでお母さんの立場も悪く なってしまって結局最期は陛下を選んだことなど、サニアがたくさんの苦しさを抱えていることが伝わってきました。

みんなから尊敬され、凛々しく強いキャラクターさんのような印象を受けるのですが、本当は心の中には苦しさや弱さも孕んでいて、とても奥が深くて魅力的なキャラクターだと思います。

(3)漫画・小説通しで読んだ時の小説の感想

先に漫画を拝見させて頂いていたのでキャラクターさんのイメージは頭の中にあったのですが、 小説にも忠実にそのイメージが再現されていました。情景描写が丁寧で、キャラクターさんの動きや様子も自然と思い浮かびます。

シャンテの欲情を煽るような一つ一つの動作がとてもセクシーで良いですね。シャンテは性的で セクシーな女性にも感じますが、同時に母性も強く感じますし、でもシャンテ自身も弟を失って出来た心の穴を埋めようとしている部分もあって、そういったシャンテの複雑さがとてもセクシーで 魅力的に表現されていたと思います。二人の会話やベッドシーンも色っぽくて良かったです。  読みやすくて、その場の状況や展開が分かりやすい文章でした。

(4)その他

世界観や設定が分かりやすくかつ自然な形で説明されていて、スムーズに理解することが出来ました。

R18描写はとてもえっちで官能的なんですが、ただえっちなだけではなく、ベッドシーンからもキャ ラクターさんたちの関係性とかそれぞれの抱える想いなどが伝わってきて、ストーリーにぐいぐい引き込まれました。ベッドシーンを官能的に描きつつ、ストーリーや心情描写もとてもしっかりと表

現されているところが素晴らしいと思います。心情描写がしっかりあったので、ベッドシーンもより ドキドキ出来ましたし、入り込むことが出来ました。

キャラクターさんについてですが、メイン三人はとても美しくて強い女性という印象を受けました。外野から見たら本当に強くて完璧に見えると思いますが、三人ともそれぞれにもろさや狂気のよ うなものを抱えていて人間味も感じましたし、完璧ではないからこそより魅力的に感じます。キャ ラクターさんが抱えている脆さのようなものを表現されるのがとてもお上手だと思いました。

シャンテとサニアはお互いに失ったもの(母と弟)を埋め合っているように感じて、恋人のセーラとは別の意味で特別な関係に見えました。かなり深い関係に感じるので、セーラが二人の関係を 気にしてしまう気持ちも分かります。

サニアにとってシャンテは特別であることは間違いないと思いますが、恋人はセーラだけ儀式以 外で抱くのはセーラだけだと言うサニアがとても甘くてキュンとしました。サニアのSっぽい場面も ドキドキしてしまうのですが、セーラを大切に思っていて甘いサニアが好きです。

Sっぽい場面もありつつ、どんな場面でもセーラへの愛が伝わってきますし、甘くてキュンとするシーンもあって良かったです。

メインキャラクターさんは魅力的でみんな好きになりましたが、脇役の顔が焼けている女性が個 人的にけっこう好きで彼女のことももっと知りたいなと思いました。シャンテの弟やサニアの母な ど回想で登場したキャラクターさんも印象に残りましたし、メインもサブも魅力的なキャラクターさんばかりでした。

作中でえっちなシーンの割合がかなり多かったと思いますが、それなのにストーリーもキャラク  ターもしっかり描写されていて、表現力がとても素晴らしいです。全ての要素が濃厚な作品で、大変楽しませて頂きました!

素敵な作品を読ませて頂きありがとうございます。


猫子ゆづき様ありがとうございました!

アークザラッドカテゴリの更新停止について

今回の投稿をもって、弊サイトカテゴリ>アークザラッド記事の投稿はひとまず更新停止となります。蜜蜂と仇花を描ききって二次創作としては満足な状態です。ただ、アークRもサニシャンセラも今でも好きなので、いずれまたらくがきすることはあるかもしれません。時期未定ですが、コミッション依頼も数件ございますのでご寄稿いただいた際はまた更新を致します。約3年間、ご覧戴きありがとうございました。

連絡先

●ご感想いただけると励みになりますメールフォーム(匿名可)

●後日サイトも更新しますが漫画の最新更新はpixivです。

●サイトに掲載しない作業進捗やらくがきはfantia無料プランをご覧下さい。

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零余子様に『蜜蜂と仇花』漫画&小説の感想サービスご依頼しました

感想サービスの利用について

※感想サービス利用の際は誤解なきよう、毎回このような文章は記載しております。

蜜蜂と仇花に個別感想をお寄せくださった皆様、本当にありがとうございます。お名前が分かる方は個別でお礼を致しましたが、大変励みになりました。重ねて御礼申し上げます。

拙作を気に入って下さった方から自発的に暖かいご感想を貰えるのが一番嬉しく励みになるとはいえ、私のように、ジャンルファン同志の交流疲れで創作に悪影響が出るタイプには、感想サービスは本当にありがたいものです。

ジャンルの交流・人間関係を抜きで、作品自体を深く読み込み読者目線で丁寧な感想をいただくというのは、そういう才能がある友人に恵まれて居るか、担当編集付きの漫画家でないと得られなかった体験ではと思います。二次創作でなく、オリジナルも他人の為でなく好みが極めて狭い私向けの漫画を描くことを生きがいとしている私には、疑似体験はコミティアの出張編集部でできますが、いただけるコメントは商業志望者向けのアドバイスで、自分が望む感想を求められる場所ではありません。こういう感想をいただく体験は、感想サービスならではで、大変価値のあるサービスと思っています。

今後も自発的に戴ける感想の有無に関係なく、自分への執筆完了のご褒美として感想サービスの利用は続けたいと思います。

零余子様へご依頼しました

20/7月、他のライター様のサービスですが、コロナ禍とスランプでの漫画執筆のモチベーションアップのため『蜜蜂と仇花 前編』の感想サービスを利用しました。嬉しいご感想をいただけただけでなく、作品を仕上げた自分へのご褒美と次回作執筆のモチベーションアップにもつながる。毎回利用しようと思っていました。毎回お願いしたいなという嬉しいご感想ばかりで毎回お願いできるに越したことはないのです。いかに信頼できるライター様だろうと、ライター様お一人の感想サービスに頼り切りになってしまうのはお受けいただけるときは良いけれど、万一満了で再開未定やサービス休止のときの落胆を考えると嬉しいサービスの反面とても危険だと思いました。

欲張り過ぎにみえるかもしれませんが、拙作をお受けいただける方には複数感想サービスをお願いしたいと思いました。

今回は条件にあい、ココナラでサービス内容と実績を拝見し、このライター様なら安心してご依頼できると感じた零余子様にも感想サービスをご依頼いたしました。今回利用したサービスはこちらです。

【零余子様ココナラ頁】同人OK・褒めのみ・転載可!作品の感想書きます

後編は、漫画の他にツヅラカヅサ殿のスピンオフ小説も合わせて後編なので、完全他人の作品での感想依頼でなく、合作であることと、ツヅラ殿本人了承は取れていてトラブルにはなり得ないこともご相談の上、ツヅラ殿の感想も合わせてお願いしました。

依頼した作品はこちらです(リンク先R18)
蜜蜂と仇花前編 https://nousk.jp/wp/?p=292
※前編は資料として読んでいただき、後編の感想を中心にとお願いしましたが、前編のご感想も丁寧にいただけました。ありがとうございます!
蜜蜂と仇花後編 https://nousk.jp/wp/?p=1789
蜜蜂と仇花 小説 https://nousk.jp/wp/?p=5766

pixivにもまとめていますhttps://www.pixiv.net/user/54535/series/42542

零余子様に了承いただきましたので、いただいた感想公開します!本当にありがとうございます!

漫画についてのご感想は、pixiv投稿版の頁数に対応いただいてます。漫画については描きたかった絵や心理描写について具体的に細かい所まで丁寧にご感想をいただけ、大変嬉しく励みになりました。小説についても自分がツヅラ殿に依頼をしてさすがだなと思っていたところが具体的に分かりやすいご感想になっていて大変共感しました。小説担当ツヅラ殿にも伝えねば。(21/8/9追記)頂戴したご感想、ツヅラ殿も喜んでおりました。零余子様、ありがとうございました!

零余子様、丁寧で嬉しいご感想本当にありがとうございます。

感想サービス本当に良いものですね。
またあればまた新作が仕上がった際は是非ご依頼したいです。迷ってる方にも参考になれば……!

※下記は納品いただいたテキストファイルを掲載した文章です。零余子様のご厚意で弊サイトでの公開をご了承いただいております。この記事のリンクをSNS等で紹介いただくのは歓迎ですが、文章の一部を無断転載は禁止します。

零余子様ご感想

蜜蜂と仇花前編 pixivはこちら

蜜蜂と仇花 前編 感想

※感想内のページ数はpixivの物を使わせていただいております。

まず、表紙から素晴らしいです。
肌の質感がちゃんと二人とも違うのが分かる塗り方、そして肉感的なのに健康的な艶の入り方、この二人の経歴や違いを理解し愛しているからこその塗り方の違いや色遣いが良く伝わってきます。
タイトルも「蜜蜂と仇花」としっとりとした色気のあるタイトルで内容とも合致していて素晴らしいタイトルだと思いました。

登場人物紹介、それぞれのキャラの経歴や分かりやすくまとめられていて、とても読みやすかったです。
表情もそれぞれキャラの魅力が伝わる描き方で好感が持てました。

3P目、コマぶち抜きのセーラ、凄くかっこいいです。肉感的でしっかりしていて戦う女といった様が良く伝わってきます。
5P目の二コマ目のサニアはなんて神々しいのでしょうか。背景の画像も相まってインド細密宗教画のようです。そして現人神としてサニアを作中で扱っているため、その印象を与えられる絵をここで描けるのは素晴らしい画力としか言いようがありません。
そしてセーラ自身がその現人神が居ないと成り立たない国とそれにすがるしかない人の弱さを知っているがゆえに6P目のやるせない表情をしているのだと良く伝わってきます。
その後の7P目の本当に幸せそうなセーラの顔といったら。4コマ目の好戦的な表情と相まって本当に可愛らしい微笑みでこちらまで笑顔になってしまいました。
9P目の一コマ目、後光がさしたような光景と共に慈悲と強さに溢れたサニアの表情と台詞に落ちない人間はいないのでは、と思ってしまいました。サニアの魅力を余すことなく伝える素敵なコマだと思っていて、私はこのサニアが作中一番好きです。
11P目!セーラの腰のラインが本当に素晴らしいです。女性らしい丸みを帯びた中に戦う女の強さが見える良いアングルです。
13P目の憎しみとも悔しさとも取れぬサニアの表情。今まで神然としていた彼女の人間らしさが垣間見える表情でこれも素敵です。彼女が自分の今のあり方に納得はしていないのが伝わってくるようです。
そこからのサニアの男前な行動が本当に王然としていて、ただの横暴ではなく不安がるこれも侍女を思っての行動だと分かるのが、王になるべくしてなったのだと分かりました。
そして17P目。「どうでもいいわ!!」と自分に言い聞かせているかのようなセーラの、戦闘のせいだけではない苦しそうな表情が胸に刺さります。
20P目の国の為、そして自分にすがってくる娘やそれに連なる民の為、自分の心を押し殺してまで自分の役目を全うしようとするサニアの誇り高さと苦しみが伝わってくる表情に、セーラにどうかサニアを支えてほしいと思ってしましました。
それが伝わったかのように「一時でもあなたを癒せたら」なんて、セーラはなんて健気なのでしょう。
そこからのお互いの信頼を確かめるような激しいセックスはどこにも持っていき場のないサニアの苦しみがそこかしこから見えます。そしてセーラは違うと思っていたのに「盲目に恋する娘」と同じことを言うセーラに、そこから過去の相手を思い出してしまい、絶望的な顔で相手を抱いてしまうサニアに二人とも幸せになって欲しい、と祈ってしまいました。
そこからの32Pめの「恋人ひとり満たせない甲斐性無しにするつもり?」のサニアの表情のカッコよさと言ったら!もう私もサニア公女と呼んでしまいそうです!
そして33P目の泣き顔の鼻水すらぬぐえないセーラの幸せそうな泣き顔が本当に可愛くて。同じページの4コマ目の今までの強気が嘘のような照れた表情のサニアと相まってこのページには幸せが詰まっています!

ストーリーの緩急が素晴らしく、セーラとサニア二人の感情の機微が丁寧に伝わってくる良い作品でした。
サニアの気高さ、格好良さが本当に素晴らしくて、私までサニアに惚れてしまうかと思ってしまいました。
そしてそのサニアを思うセーラが可愛くて可愛くて!
本当にお似合いの二人だと、読みながら納得させられてしまいました。


蜜蜂と仇花後編 pixivはこちら

蜜蜂と仇花 後編 感想

※感想内のページ数はpixivの物を使わせていただいております。

後編も表紙が素晴らしいです!
三人の表情がそれぞれの性格をちゃんと表していて、シャンテからは包容力が、サニアからは気の強さが、セーラからは健気さが如実に伝わってきます。
そして三人いるにもかかわらずごちゃつかない、それでいて艶のある構図が描ける画力が本当に天才的です!

14P目、カラーを白黒にするとどうしても重くなりやすいのに、画面が見やすいのは一本一本の線が丁寧に描かれているからでしょうか。
ここでも夜紫蛇様の画力のすばらしさが伝わってきます。
15P目のまだ10代のサニアの幼さの残る顔とアンバランスなほど鍛えられた身体の描写でこのサニアがどんな波乱の中生きてきたのかが伝わってきます。その隣のシャンテの艶っぽい表情と言ったら!口元のほくろが更に色っぽさを強調していてしっとりとした魅力が伝わってくるようです。
17P目の悔しそうな表情。どれだけの辛酸をサニアは舐めたのでしょうか。どれだけの悔恨をこの十代で抱えているのでしょうか。それがぐっと伝わってくる表情をしています。
18P目のサニアの立ち姿の美しくも儚い様はサニアの国の姿のようです。
22P目のサニアは今までの表情が嘘のように十代らしい顔をしているのに、23P目では王たらんとする為にキツイ表情になるのが、サニアの苦悩を伝えてきます。
甘えるよりも先に王族としての責務や矜持が支配しているのだろうと伝わってきて、サニアの真面目さにどうかシャンテに癒されて欲しいと思ってしまいました。
そして自分を貶めながらもそんなサニアの生真面目さや苦しみを受け止めようとしているシャンテに偽悪的なものと、そして母性というには重すぎる自罰的な部分が見えて、どうかシャンテも救われて欲しいと祈ってしまいます。
まだ多感な十代に現人神として、そして王族として生きていくことを受け入れた、いえ受け入れざるを得なかったサニアが、母の愛を求めて得られなかった
経験がどれだけ苦しかっただろうか。
それを思うとこのシャンテとのひと時がどうか彼女にとって少しでも救いであったことを願わずにはいられませんでした。
そして10年後の衰えぬ美貌のシャンテとセーラの邂逅。
35P目でセーラが敏いがゆえにシャンテとサニアの昔の関係に勘づいて苦しそうな、それでもそれを抑えようとしているような表情をしているのが、私まで苦しくなってしまいました。
そしてセーラにそんな顔をする必要なんてないんだよ、と伝えてあげたくなってしまいます。
37P目の眼鏡で赤面しているサニアがすっごく可愛らしいです!いつもはもっと落ち着いているだけに本当に可愛らしいです!
39P目。自分ではできない「甘やかす」という行為をいとも簡単にやってしまうシャンテへの嫉妬がありつつも、サニアの誇り高さを知っているからこそ、シャンテの物言いに不敬なものを感じてサニア以上に怒ってしまうセーラの何とも言えない表情が素晴らしいです。
ここは本当にセーラがどれだけサニアを思っているか、とてもよく伝わってきます。
46P目の恋人を信頼しているからこそ自身の破滅にすらつながる秘密をこぼしてしまうサニアのそれは、セーラへの甘えもあるのだろうな、と思いました。
セーラならば秘密を知っても受け入れてくれるだろう、そしてその秘密を洩らしもしないだろう、というサニアの甘えをちゃんと受け入れるセーラに、この二人ならばそうだろうな、と今までの心理描写が丁寧だったためすんなり受け入れることができました。
47Pのサニアの泣き顔が、セーラへの信頼や情熱やその心全てを如実に表しています。
そして身体を心配していながらも、サニアの立場や人生や矜持を知っているからこそ何も言わないセーラの健気さと言ったら!
全てを愛しているからこそ伝えない想いもあるのだと伝わってきました。
そして狂人的で自罰的なシャンテの母性は普通の人間ならば溺れてしまうのでしょう。それをちゃんとわかって離れることのできるサニアの強さにほれぼれとすると同時に、孤高になっていくのにも納得してしまいました。
そして独り立つサニアの隣に立てるのはそのサニアが内側に抱えているもの全てを受け入れてそれ事愛し、そしてそのことを幸福と顧みられるセーラだけなのだろうと思いました。
そこからの60P目。シャンテもシャンテでちゃんとサニアを思っているのが分かる描写に胸が打たれました。
自罰と偽悪にまみれながらもちゃんとサニアをサニアとして、弟の代理ではなく大事な子として見ていたのが分かるシャンテの表情がとても穏やかで、胸が締め付けられるようでした。

漫画は前編後編通して心理描写と表情の描写が丁寧で、二人の心の機微が良く伝わる作品でした。
そしてその二つを丁寧に描いているからこそ、ストーリーに説得力が生まれ、二人に感情移入できる作品となっていました。
ストーリーの緩急のつけ方も素晴らしく、最後まで飽きることなく楽しんで読むことができました。
そして三人のことは元作品を知らないのですが、どうか幸せになって欲しいと祈らずにはいられない作品でした。
この三人の関係をここまで魅力的に描けるのは、この三人のことを深く理解し、そして愛しているからこそだと思います。
本当に三人ともが魅力的な良作でした。
今回は素晴らしい作品をありがとうございました。


蜜蜂と仇花 -靄と秘め事- pixivはこちら

蜜蜂と仇花 -靄と秘め事- 感想

全体を通してとても読みやすい文章でした。
性描写が下品にならず、しっかりとした重さのある丁寧な描写でとても心地よく読ませていただきました。

不穏なコードネームとそれに続く伝言が緊張感をもたらすのに、正反対なシャンテとサニアののんびりとした様子に、少しの違和感を覚えながら読み進めました。
そして軽快な二人のやりとりに不穏なコードネームのやり取りをすっかり忘れて物語に一気に引き込まれてしまいました。
「日もまだ昇ったばっかりだっていうのに、このアバズレは何考えてるのかしら」
「ここに来てからは、貴女の熱くて太いモノの事ばっかりね」
この会話の気ごころが知れているが故の軽さと言葉遊びの応酬が、まるで映画を見ているようで大好きです。二人の関係や性格を現すようなセリフの応酬は、背景の描写が少ないにも関わらず、二人の様子を如実に伝えてきています。
そして会話文が多いにも関わらず、どちらがしゃべっているか混乱が怒らないのは、二人の性格を熟知しているがゆえにちゃんと台詞を書き分けられているからでしょう。
そこからのシャンテの慣れた言動の艶っぽさ。本当に熟練といった感じで素晴らしくセクシーです。
だからこそサニアの言動の格好良さや力強さが伝わってきます。

素晴らしく肉感的な文章から一転、ぐっとシリアスになった話の展開に思わず声を上げてしまいました。
サニアのことを「サニア」ではなく「公女様」と呼ぶシャンテに本当に戦闘が起きているのだと実感させられてしまいます。
そこからの昔の仲間だからこそその言葉に嘘が無い事、そして今更どうしようもないと分かっていて足掻くサニアを思うと胸が苦しくなりました。
襲撃を伝えなかったのは「サニアへの愛」だと分かってはいても、祖国の為や自身の矜持の為、何より自分の愛の為に自身の命をも捨てられるサニアの心中を思うと、シャンテの行動すべてを肯定はできません。
それでも一度大事なものを失っているからこそ、憎まれようと守ろうと思うシャンテの気持ちもわかります。
二人の気持ち、どちらも伝わるからこそ、とても苦しくなるお話です。
そしてサニアが必要以上に心を病むことのないようにと記憶に蓋をしてしまうシャンテの、独善さと愛情の深さにはぞっとするものがありました。
シャンテの行動が正解だとは思えませんが、サニアが討ち死にするのも正解とは思えません。
シャンテがサニアを想っているからこそ、サニアに何も伝えず何も知らせないという行動に出たのだともわかるのですが、サニアに何か伝えていれば、結末は変わっていたのでは、と思ってしまいました。

全編通して伏線の張り方が素晴らしい作品でした。
後から読み返して、シャンテのこの行動はサニアを引き留める全てにつながっていたのか!とか、あの不穏な通信文はこういう意味か!と分かって、余りの文章の組み立ての妙に唸ってしまいました。
同じ文章書きとして、この伏線の張り方の見事さ、エロとシリアスのバランスのとり方はとても勉強になりました。
お話自体、とても説得力があり、そして二人を良く知らなくても二人の背景が良くわかり、そして説明臭くもない素晴らしい内容でした。
今回は良い作品をありがとうございました。


零余子様ありがとうございました!

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同人専門の校正屋さん(あさきちづる様)に『蜜蜂と仇花 後編』の感想サービスご依頼しました

感想サービスの利用について

蜜蜂と仇花に個別感想をお寄せくださった皆様、本当にありがとうございます。お名前分かる方は個別でお礼を致しましたが、大変励みになりました。重ねて御礼申し上げます。

いただいたご感想が励みにならず感想サービスをお願いしたわけではないので、その点だけ誤解なきようお願いします。初めから蜜仇後編同人誌発行後、感想サービスは自分への執筆終了のご褒美でご依頼すると予め決めていました。

蜜仇後編完結時、ご感想があってもなくても感想サービスはご依頼していました。ご感想はあればあるほど嬉しい。強欲な私です。

描いて確実に感想をいただけるサービスがあるというのは安心感がハンパないですね。自分のために描いている自家発電系の私でも長い時間かけて描いた漫画が、全くの無反応だとさすがに堪えます。描いて公表したところで無反応かもしれないなどと、余計なことは考えず執筆に専念できます。

反応がなくて虚しいというほかに、例え自己満足の同人漫画でも自分の作品はどうしても客観視できないので、読み手からのご感想は、本当にありがたいものです。甘口や褒めメインだとしても褒めどころがなく、無理に褒めて戴いたな……というのは分かるものですので。

ジャンルつきあいでおそらく拙作はそう好きでは無いだろうなと義理感が感じ取れるご感想をいただいてありがたくも申し訳無い気持ちになるのと、有償のご依頼と割切ってお願いして、未見ジャンルでも作品を読み込み作品の感想を述べられる方の感想サービス。そこにどれだけ価値の違いがあるのだろうかと思います。

私のように、ジャンルファン同志の交流疲れで創作に悪影響が出るタイプには、感想サービスは本当にありがたいですし、嬉しいものです。余計な気を使わなくて良いのも本当に気が楽です。例え有償のご依頼だとしても、戴く感想はどれも心がこもっていてとても嬉しいご感想でしたので、今後も自分への執筆完了のご褒美として感想サービスの利用は続けたいと思います。

あさきちづる様へご依頼しました

20/7月、コロナ禍とスランプでの漫画執筆のモチベーションアップのため『蜜蜂と仇花 前編』の感想サービスを利用しました。

そのときは初めての感想サービスご依頼だったので、どなたに依頼するか目移りしてしまい、普段ではご依頼できないようなスキルをお持ちだったり、webで話題の方に頼めるなら頼んでみたいな〜と、同人専門の校正屋さん、あさきちづる様にご依頼しました。(ココナラ  twitter

『蜜蜂と仇花 前編』感想サービスご依頼記事はこちらです! https://nousk.jp/wp/?p=2874

前編依頼時もとても嬉しい感想をいただけたので、あさきちづる様には、後編完成したら自分へのご褒美で何ヶ月待ちでもまたご依頼したいと思っておりました。

後編は、漫画の他にツヅラカヅサ殿のスピンオフ小説も合わせて後編なので、完全他人の作品での感想依頼でなく、合作であることと、ツヅラ殿本人了承は取れていてトラブルにはなり得ないこともご相談の上、ツヅラ殿の感想も合わせてお願いしました。

依頼した作品はこちらです(リンク先R18)
蜜蜂と仇花後編 https://nousk.jp/wp/?p=1789
蜜蜂と仇花 小説 https://nousk.jp/wp/?p=5766
pixivにもまとめていますhttps://www.pixiv.net/user/54535/series/42542

前回の甘口感想がとても嬉しく励みになったので、今回も甘口でご依頼しました。
重点的に見てほしい箇所は下記をお伝えしました。
(1)漫画内で一番印象に残ったシーンを教えてください(通常・ラブシーンどちらでも可)理由もあると嬉しいです。
(2)後編を読んで漫画内で一番印象に残ったキャラクターを教えてください。理由もあると嬉しいです。
(3)漫画・小説通しで読んだ時の小説の感想を教えて下さい。

運良く依頼に空きがございまして、自分が思っていたより早めにご依頼できご感想いただけました。あさきちづる様に了承いただきましたので、いただいた感想公開します!本当にありがとうございます!

自分が漫画で関係性や物語を、美しい文章でお褒めいただき本当に嬉しいです。ツヅラ殿に依頼した小説も、そうそう、ツヅラ殿にそういうサニシャン書いていて欲しいとざっくりお願いしていつも期待通りの作品仕上げていただきましたが、本来そうお願いしたかったと依頼時プロットでは明確に自分が言語化まではしていなかった感情まで丁寧に読み解いていただきありがたいです。小説担当ツヅラにも伝えねば。

(21/8/8追記)ツヅラ殿に伝えたところとても喜んでおりました。webでの活動をしていないため、詳細の公開は伏せますが、私もツヅラ殿と話して、自分のために描いている作品でもそれが作品である以上、きちんと読まれている実感は大事でそれが次回作のモチベーションにつながるなと再確認致しました。本当にありがとうございました!

感想サービス本当に良いものですね。
またあればまた新作が仕上がった際は是非ご依頼したいです。迷ってる方にも参考になれば……!

※下記は納品いただいたPDFをjpeg出力したものです。あさきちづる様のご厚意で弊サイトでの公開をご了承いただいております。この記事のリンクをSNSで紹介いただくのは歓迎ですが、下記画像をDLしてのSNSへの無断転載は禁止します。

ご感想(画像版)

※下記は納品いただいたPDFをテキスト出力したものです。(画像版と比べていただいて分かるとおり、こちらで編集はしておりません)あさきちづる様のご厚意で弊サイトでの公開をご了承いただいております。この記事のリンクをSNSで紹介いただくのは歓迎ですが、SNSへの無断転載は禁止します。

ご感想(テキスト版)

S,夜紫蛇様ツヅラカヅサ様

『蜜蜂と仇花後編』と『靄と秘め事』、どちらもじっくりと読ませていただきました!今回も甘口をご希望とのことでしたので、事前にお伺いしていた項目に沿って、印象的だった点や好みだった点について触れさせていただきます。漫画後編と小説の2作品分としてご依頼をいただいておりましたので、「重点的に見て欲しい点」のご希望にあった(1)と(2)を漫画についての感想、(3)を小説についての感想としてお伝えいたします。

『蜜蜂と仇花後編』

1 漫画内で一番印象に残ったシーン

作品の中で一番印象に残ったのは、サニアがセーラに対して「あなたをいま抱きたい」と泣きながら告げるシーンです。誇り高き美しい公女であるサニアが民には見せられない弱みを見せ、涙まで流しながらセーラへの愛欲を示す姿に、胸が痛みました。「民に知られたら破滅」とまで言う弱みをセーラには躊躇いなく告げる信頼、勃たなくてもそれでもセーラを抱いて愛したいという純粋な想い、様々な意味がこのワンシーンに込められていると感じます。また、それまでのシーンではセーラに対しては見せることのなかった涙を流していることで、二人の距離感がいっそう縮まったのだとわかります。セーラ自身はサニアに「無理してもらいたくない」という感情を抱いているにも関わらず、半陰陽の姫として生きてきたサニアのことを慮って自分の気持ちを告げずにサニアなりの愛を受け止めているあたり、セーラがサニアに抱いている愛の深さを思い知らされたような心地がしました。

その少し前のシーンで、シャンテのことを「あなた(セーラ)に抱くような情はない」と言ったり、「今儀式以外で抱く女はあなただけ」と言ったり、セーラに信じて貰って安心させようというよりも、セーラに信じて貰えなかったらどうしよう、セーラにだけはわかって欲しい、といったような甘えの感情が色濃く出ているような気がしました。「たったひとりの恋人」に感情をかき乱されているということを明確に言葉にして、やはりセーラに躊躇いなく弱みを見せられるようになっているあたり、恋人であるセーラを心から愛し心から必要としているということを、彼女自身が自覚して自分の中で納得し気持ちになにかきりがついたのだろうか、と感じさせられます。

サニアとシャンテの過去の関係性が明かされたことによってよりいっそうサニアとセー

ラの関係性との対比が強くなっているように思いました。サニアはシャンテに母親を重ねていて、シャンテはサニアに弟を重ねていて、お互いが誰かの代わりにしか過ぎないということを理解しながらも、二人ともそうすることでしか自分を癒すことができなかったのだろう、と思うと切なかったです。サニアは母を、シャンテは弟を、それぞれ愛する人を救えなかったという過去の傷を抱えていて、慰め合っていたのですね。純粋な恋愛感情ではなく、かといって肉欲だけの関係でもなく、どこか独特の甘さと切なさがあったサニアとシャンテの関係性に納得してしまいました。誰かの代わりとしての「愛人」のような雰囲気のあるシャンテとの関係性が過去にあったからこそ、セーラとの「恋人」としての関係性が際立っていると感じます。

2 後編を読んで漫画内で一番印象に残ったキャラクター

後編のなかで一番印象に残ったキャラクターは、作品の肝となっているサニアです。過去のシーンがあったことによる「今」への繋がりや成長・変化が作中で丁寧に描かれており、サニアの心情をじっくりと追って考えながら何度か読み返してしまいました。そして、上記でも少し触れたセーラとシャンテの対比があったことで、やはりその中心となっているサニアの印象が強くなっていると感じます。まだ幼い頃にシャンテと肌を重ねていたサニアの表情は怒り・憎しみ・悲しみと快楽の色が多いですが、今セーラと愛し合っているサニアの表情は、慈愛や喜びが色濃く出ているように見えます。年を重ね成長したというだけでなく、セーラとの関係の中で過去の凍てついていた心を少しずつ溶かされていった結果が今のこの表情なのだと思うと、改めてサニアにとってのセーラの存在の大きさを感じざるを得ません。セーラの嫉妬も優しく受け止め、「私も愛しているわ、セーラ」と告げたサニアの表情が、ほんとうに幸せそうに見えました。

シャンテの膝枕で眠る「今」のサニアの表情はとても穏やかで、「10年経っても寝顔は昔のままね、お姫様?」というシャンテのセリフも相まって、どこか幼く見えました。セーラといる時の穏やかでありながらも自信に満ちた「公女」としての表情との違いが大きく、やはりシャンテの母性によるものなのだろうか、と思わされます。未だにシャンテに母を重ねているというよりも、シャンテに母を重ねていた過去から今までの長い付き合いの中での二人の歪な信頼のかたちにも見えました。「旅先で買った娼婦」と言いながらもお互いが抱えた傷を埋め合っていたのは事実で、少なからず築かれた二人だけの関係性はあったのだろうと思いますし、切ない表情で「お二人の絆は分かります」と笑うセーラに、どこか共感

しました。

『靄と秘め事』

3 漫画・小説通しで読んだ時の小説の感想

丁寧な言葉で一つひとつの情景や行動を綴られていることによって、漫画よりもいっそう耽美な雰囲気を感じました。作中前半ではとにかくシャンテが淫らにサニアを誘っているような印象でしたが、後半を読んだことでそれがサニアの身を護るため意識をこちらにひきつけようとしていた意味合いも感じられて、シャンテという人間の底知れなさが表れているように思いました。「弟みたいに思ってる貴女を助けるためなら何だってできるわ」というセリフで、サニアに弟を重ねているということをはっきりと告げるのか、と驚きつつ、その後の「公女様、それは駄目なのよ。どうでも良くない存在になってしまった自覚を、ちゃんと持ちなさいね?」というセリフで「公女のサニア」を強く意識させているようで、二人の不定形な関係性を感じました。「姉と弟の代わり」「娘と母の代わり」だけではなく「アルディアの歌姫とミルマーナの公女」となったせいで、そのどれもが二人の心を中途半端に引っ張って苦しめているような気がします。

最後のシーンでシャンテがサニアを抱擁するときの、温かな鼓動、優しく髪を撫でる手、自分を心配する声、性的なものを感じさせないそれらすべてが、サニアがシャンテに見出してしまった母性の欠片なのだろうと思いました。どんな関係性が加わってもシャンテにとってはサニアは加護の対象であるのと同時に、サニアにとってはシャンテは温かく包んでくれる存在なのだろうと思うと、やはり唯一無二の絆を感じざるを得ません。サニアとセーラの関係性が「恋愛」だとすれば、サニアとシャンテの関係性は「愛情」という言葉がぴったりだと思いました。

全体を通しては、キャラクターの心情や作品の背景など含め漫画・小説共に繊細に作りこまれている作品だと感じました。漫画はS,夜紫蛇様、小説はツヅラカヅサ様とそれぞれ別々に担当されているとのことでしたが、一貫した空気感があって、お二人の感性が近しい場所にあるのと同時に、きっとご相談などされながら大切に作品を作り上げていらっしゃるのだろうと思います。以前こちらの作品の前編にあたる漫画を拝読しましたが、前編と後編は

もちろん、小説ともそれぞれ繋がりのある部分が見え、すべてを合わせて一つのストーリー、一つの世界観として楽しめるものになっていました。細部まで作りこまれた完成度の高い作品から、心からこの3人のキャラクターを大切に思って創作をされているのが伝わってきます。

最後になりますが、この度は当サービスをご利用いただき誠にありがとうございました。これからも創作活動頑張ってください!陰ながら応援しております。

202187日あさきちづる


あさきちづる様、ありがとうございました!

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かんそうやさんに『蜜蜂と仇花』の甘口感想ご依頼しました

かんそうやさんに、ふたなりサニア漫画の甘口感想ご依頼しました!ご了承いただきましたので、いただいた感想公開します!!

かんそうやさん twitter fanbox skima


コロナ対策による度重なるイベント延期、弊サークルの同人誌は全てweb漫画まとめ本で、イベント合わせに発行しているため『蜜蜂と仇花』発行延期に次ぐ延期でゲスト原稿いただいてる状態なのにテンションダダ下がりでこれは不味いと思いまして。

web漫画版には反応いただいたり、感想いただいたり、大変励みになっておりましたが、本を出すのはやはりイベント合わせの締切があるからなところも大きく、エアイベントやエア締切のみでは自分を奮い立たせられなかったのです。自家発電漫画なのに情けない……。自分の中でふたけっとやコミケをはじめとした同人イベントがいかに大きかったか痛感しました。

これは有償甘やかしサービスを利用してでもテンションブチ上げねば……!と、ジャンル不問で感想コミッションがあると最近知ったのでご依頼してみましたという話は以前感想サービスをおねがいしたときにも述べました。おかげでやる気は既に充電されたのです!別記事でレポート書きました。この記事でお名前挙げるのは控えますが、本当にありがとうございます……!

ただ、私は私は甘やかし感想はあればあるほど欲しい強欲です。何ヶ月先だろうといただけるなら依頼する。どうせならwebで話題のお方にもお願いしたいな〜とかんそうやさんにも依頼しておりました。

お願いしたのは蜜蜂と仇花前編&後編準備号までの内容。

前編 サイト/pixiv

後編準備号 サイト/pixiv

後から考えれば、書評的に辛口にお願いするのもいいなと思ったのですが、依頼当時はテンションぶち上げのためなので、感想は甘口でお願いしました……!とにかく褒めて欲しかった……!

伝わったらいいなと思うところを細部まで丁寧に読み込んでいただいてとても嬉しいです。私の読者さんは、アークR未プレイの方が多いです。雑な計算ですがアークRプレイヤーで私の漫画に反応下さる方、多くて1%未満です……。そのため、原作未見でも読める、ただしダラダラ説明パートが続きすぎてエロ漫画として退屈にならないは特に悩んだところです。台詞校正のツヅラさんにも協力いただいて、冒頭数頁で世界観とキャラの関係性が分かるは特に気をつけたところなので、狙って描いていたところをお褒めいただき嬉しいです。台詞校正担当のツヅラさんにもお伝えせねば!(ツヅラさんの小説サンプルはこちら サイト/pixiv

ふた百合にするか、百合エロにするかは、自分なりの拘りがあり、アークRのサニア私が描くならレズでなくふたなりです。サニアがなぜふたなりだと萌えるのかは、色々妄想練っておりましたので、そこも深く読み込んでいただけ嬉しいです。好きなキャラとかシーンとか、お伝えして貰うのも本当にうれしいものですね。ダラダラ私が嬉しかったポイント語るより、実際かんそうやさんの甘口感想、是非ご覧くださいませ……!

感想サービス本当に良いものですね!また機会があればご依頼したいです。次頼むならユリ母iNがいいかな。

※下記は納品いただいたPDFをjpeg出力したものです。下記画像は転載を禁止します。


twitterにも投稿してます

同人専門の校正屋さん(あさきちづる様)に『蜜蜂と仇花』の感想サービスご依頼しました

コロナ対策による度重なるイベント延期、弊サークルの同人誌は全てweb漫画まとめ本で、イベント合わせに発行しているため『蜜蜂と仇花』発行延期に次ぐ延期でゲスト原稿いただいてる状態なのにテンションダダ下がりでこれは不味いと思いました。

web漫画版には反応いただいたり、感想いただいたり、大変励みになっておりましたが、本を出すのはやはりイベント合わせの締切があるからなところも大きく、エアイベントやエア締切のみでは自分を奮い立たせられなかったのです。自家発電漫画なのに情けない……。自分の中でふたけっとやコミケをはじめとした同人イベントがいかに大きかったか痛感しました。

これは有償甘やかしサービスを利用してでもテンションブチ上げねば……!と、ジャンル不問で感想コミッションがあると最近知ったのでご依頼してみました。

折角ご依頼するからには、普段ではご依頼できないようなスキルをお持ちだったり、webで話題の方に頼めるなら頼んでみたいな〜と、同人専門の校正屋さん、あさきちづる様にご依頼しました!(ココナラ / twitter

あなたの小説や漫画に心を込めて感想をお書きします ジャンル不問!
一読者目線で感想をたっぷりお伝えします | 文章・記事の書き方・相談 |
ココナラ https://coconala.com/services/1100871

twitterの告知

お願いしたのは蜜蜂と仇花前編&後編準備号までの内容。

前編 サイト/pixiv

後編準備号 サイト/pixiv

カプ妄想含むゲスト募集要項 サイト

テンションぶち上げのためなので、感想は甘口でお願いしました……!とにかく褒めて欲しい……!ただ、下記の気になる点を重点的にお願いしました。

・ジャンル未見の方に読める漫画か気になったので(お知り合いに聞いたら読めなくても、読める!と言って下さると思うので……)冒頭の登場人物紹介だけで読める漫画だったか。

・個人的に感想として知りたかったので、漫画内で気になったキャラクター&印象に残ったシーン。

とても丁寧に細かいところまで読み込んでいただき、嬉しいお言葉頂戴し、ご依頼して良かったです!甘やかしサービス利用するぜ!!なんてよこしまな思いありましたが、心のこもった感想、とても嬉しいです!

特に蜜仇は、お知り合い&読者さんが原作未プレイの方が大半ですので、私のカプ妄想だけで読んでいただくとこういう感想を抱かれるのか……!がとても新鮮でした。好きなキャラやシーンを、丁寧に教えていただくのも嬉しいものですね!

蜜蜂と仇花のタイトルまで深く読んでいただいたのはさすがです……!これ実はタイトルつけるとギャグかお笑いAV系になって壊滅的にセンス無い私が、プロットとスピンオフ小説お願いしている小説書きツヅラカヅサさんに決めていただいたタイトルです。ツヅラさんいつもありがたい感謝……!ツヅラさんにもお伝えせねば!(ツヅラさんの小説サンプルはこちら サイト/pixiv

あさきちづる様に了承いただきましたので、いただいた感想公開します!!

感想サービス良いものですね。やる気でました。つぎのふたけっとがいつでも、完成させます。また機会があればご依頼したいです!迷ってる方にも参考になれば……!

※下記は納品いただいたPDFをjpeg出力したものです。下記画像は転載を禁止します。